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【THE POINT OF NO RETURN】 その4 

「お父様ぁ~このままではファントムにさらわれてしまうよ~」 ←シューベルト『魔王』ぽく

さんざんファントムに酔わされたクリスティーヌでしたが、いよいよ彼女の番がやってきました。

この映画のクリスティーヌはなんといってもかわいらしいところが大好きです。
女の子らしい表情とか女の子らしいしぐさとか、ほんとにかわいい。
師と幼なじみの間で、もうどうしていいかわからなくなり、パパの墓地を訪ねるシーンなんかは、クリスティーヌのあまりの頼りなげなかんじに彼女の頭をなでなでしたくなりました。

むしろ私の方がなでなでしたかった・・・(充血)←ファントム

うわ!!
マスターを差し置いて失言でした・・・(泣笑)

ま、とにかくここからのクリスティーヌの変貌ぶりは目を離すことができません。
ファントムのあまりの色っぽさに酔わされたりとまどったりする「かわいらしい少女」が、だんだんとファントムをも魅了する「妖艶な魔性な女性」になっていく。
悪魔なクリスティーヌに、それはそれは心が痛むほどどきどきするわけです。色っぽくて。
(この場合の彼女は、”小悪魔”とかそんなハンパなものではなく、色香を帯びた誰もが認めるとても美しい”悪魔”ですね。)

あなたは私をここに導いた。
言葉が干からび途切れてしまう場所に


クリスティーヌは歌い始めました。
この、普通ではない状況に陶酔しながらです。
彼女の歌声が響き始めると、今度は劇場にいる誰もが彼女に酔いはじめます。

ファントムは、どことなく身構えるように体を強ばらせ、(そうみえるんだよね彼)それはもしかしたら、これからクリスティーヌに酔う覚悟をしているのかもしれません。

一方、ラウルや支配人たちの警戒はいよいよ高まります。
警官は配置について待機していて、ファントムを捕まえる気満々です。
マダム・ジリーとメグは息をのんで見守ります。
何かがおかしいと役者陣も何らかの状況の異変に気づいて舞台に注目します。

可憐なおとなしい少女は変貌をはじめ、ファントムはもう進むことしかできなくなりました。
その先に待っているのが天国なのか地獄なのかはわかりません。
でも彼にはもう先に行くしかない道がない。
そして。
ファントムはラウルを見上げるのです。

上 目 遣 い で・・・・・・・

えっと・・・、い・・・い・・・・・・、

異議あり!(いや、なし!いや・・・困惑)

普段、いついかなる時であろうともたとえ意味があろうとなかろうと威厳に満ちあふれた人間が、この追いつめられて逃げようのない状況で、まるで最後の悪あがきをするかのような、この”上目遣い”という仕草は、多くの人々をたちまちあちらの世界へと案内してくれる、最強の攻撃であることは明白。
クリスティーヌのするかわいらしい・・・ではなく、”ファントム”の上目遣い。

ファントムの上目遣い・・・その罠の威力は無限大
取り扱いには十分に注意しなくてはな(ry・・・

そんな危険な攻撃的な野獣ちっくな視線を向けられたラウル。
彼もまたファントムに視線を向けます。
ラウルを見るファントム、彼を見るラウル。
無言で交わされる2人の視線での会話。

ファントム「クリスティーヌは私のものだ」

ラウル「絶対に渡しはしない」

バチバチバチバチバチバチ

あちっ!熱いよ、熱すぎますよ。
目と目で会話ということはですよ、目と目で通じ合っていると言うことですね?

そういう仲になってるんですね!(工藤静香s・・・)(←完全な勘違いです)

火花がばっちばち飛び交うそんななか。
クリスティーヌは途切れることなく、その美しくてどこか妖しげな歌声で劇場にいる人間全員を魅了中です。
ファントムの呼吸は、速く深くなっていきます。
そんなことは彼の胸元をみれば一目瞭然。
さらに彼の口元は、半分開いた状態です。
クリスティーヌの歌声と仕草に逆らえなくなって引き込まれるようになっていくファントムにかなりきます。
さらに、この直後のクリスティーヌにまるで操られるように誘われて階段を昇っていくところのファントムにはもっともっときます。
「クリスティーヌに操られていることが至福」みたいな感じの、「この私をどこにでも連れて行け」みたいな感じの、
そんなファントムがもうたまらない。
おまけに、この「どこにでも連れて行け」という受け身でありながらも威厳に満ちあふれている立ち居振る舞いは、もうファントムらしすぎて
これはなくしかないでしょう。泣くのかよ(笑)

♪Past the point of no return ー no going back now:our passionーplay has now, at last, begun ・・・

クリスティーヌのものすごい鬼気迫る歌声に鳥肌が立ちます。
ファントムとクリスティーヌはそれぞれ舞台の左右に移動し、そして”橋の上”に向かうための螺旋階段を昇っていくのです。
クリスティーヌはファントムを誘惑するように、ファントムはそんな彼女に挑むかのようにお互い見つめ合ったままに・・・。
ファントムとクリスティーヌ。
いま2人だけの世界が始まろうとしています。

そんな2人に明らかに不信感を募らせるラウルの表情がいい。
いや不信感なんてそんなものではないですね。
信じていた、清純で可憐なクリスティーヌがいま、あろうことかあの男とあんなにもその激情を晒し合っている。
あの男、「オペラ座の怪人」と。
絶望とか羨望とか畏敬の念(2人のあまりの激しい愛に)とかが、たくさん渦巻いているラウル、いい。

♪When will the flames at last consume us ... ?

ここで2人は階段を昇りきり、ついに橋の上へたどり着きます。
橋の端と端に、ファントムとクリスティーヌ。
見つめ合う目をどちらもはずすことはなく、そして2人は橋の中央へと今にも歩き出しそうな状況です。
出会うべくして出会う人と抱きしめ合うために。

クリスティーヌの完全に大人な女性の怖いくらいの表情がいい。
彼女の、「・・・consume us?」 の歌声は、何時いても鳥肌がたちますね。
今までの彼女とはまったく違う、面影すら残っていない、彼女らしくない声にどきどきするのです。
「かわいいクリスティーヌ」はここで完全に消滅することになりました。

♪Past the point of no return, the final threshold ~

ファントムとクリスティーヌの声が重なり合い、2人はいよいよ橋の中央へと歩きだします。
出会うべくして出会った人と抱き合うためにです。
ちなみに、中央へ向かい歩きだす直前マスターは、またもマントをバサリとし、今度はそのままマントを脱ぎ捨てるのです。

マントをばさ、り・・・(もういっそ冬眠させてくれませんかね・涙)

まただよ!またマントだよ!またなんですね、マスター?
人間の体力には限界というものがあるわけで、あまり何度も仮死状態に追い込まれると蘇生できなくなるのですよ。
生きる手段として、なんか黒い装置をつけられて、ダークサイドに落ちなきゃならないわけですよ。

あ、いま思いましたが、私はすでに「ドン・ファンとアミンタ」って言ってないですね(笑)
でも、きっと2人もだいぶ以前から、きっと役や演技なんて関係なくなっていているのでしょうから大丈夫かなー(汗)

そしてついに橋の中央にたどり着き、抱きあうファントムとクリスティーヌ。
クリスティーヌはまるでファントムに倒れ込むように飛び込みます。
彼女をしっかりと抱きとめるファントムは力強くて、やっぱり危険で、でもすべてを預けてしまわないといけないようなそんな気にさせられます(やはり危険なオトコというわけで)
ファントムは間髪おかずに、クリスティーヌの手をとると、彼女の体をくるりと回転させて、あっという間に彼女を後ろから抱きしめてしまいます。
どうあっても、後ろから抱きしめるんですねマスター・・・・・。

なんて紳士な(←自分でも理解不能)

するとクリスティーヌは、ファントムにもたれかかります。
安心しきったように、その身を預けるクリスティーヌ。
そんな一見穏やかな2人に釘付けになっていると、やがてちょっとした変化を目にすることになるのです。
ファントムの手です。
ファントムは自分の手を、クリスティーヌの左右の手に重ねます。
重ねたまま、まるで導くように、クリスティーヌの体をそっとなぞっていくのです。
なんとも妖しく、しぬほどえろく。

ま、ますた、クリスティーヌのから・・だ、そ・・・(←私)

なっ・・・!ちょっ・・・、ろ、てのからd・・・、もうあの怪人を、まじで射殺しちゃってください(涙)(←ラウル)

いろいろと悲痛な叫びもきこえてきそうではあるけれど、しかしファントムとクリスティーヌを止めることはもうまじで不可能です。
いまファントムとクリスティーヌは完全に通じあってしまいました。
この後に待ち受ける様々な状況はファントムにとって幸せとは言えないことになるかも知れませんが、
少なくとも、今のいま、ここでは完璧にクリスティーヌの心と体は明らかにファントムのものです(きっとそうだと思いたい)
完璧な演出。完璧な破廉恥さ。完璧な色っぽさ。
3ヶ月かけて作り上げた、これこそが、

ファントムのオペラ

目が霞んでしかたがないです。


ああ、こんなにも。
こんなにも完璧に心が通じ合っているこの2人を、しかし悲劇は待ち受けているのです。もうすぐそこで。
それを思うといたたまれなくなってしまいます。
ファントムがあまりにあまりで見ていられないですものね。
なので心から思うのです。
どうかファントムが、たとえこの時(ドン・ファンの舞台上)だけだとしても「クリスティーヌと心が通じ合っている」ということに、確信を持っていればいいなと。
この時だけだったとしても、「クリスティーヌは完全に私のものだ」と心底思っていてくれていたらいいのになと。
怒りと哀しみしかもっていないようなファントムが、たとえ一瞬だとても「幸せだ」と感じることができたとしたらいいと、ほんとにほんとに思います。
また、クリスティーヌも、やはりここだけであるとしても、ファントムに本当に心を委ねているのだったらいいなぁと思うのです。
恐れとか戸惑いとかはなしで、心からの愛情をファントムに捧げているといいなと。

なんにせよ。
オペラ座の屋上で、ラウルとクリスティーヌのラブラブないちゃつきぶりを、こっそりと泣きながら見ていたあの悔しさは、緩和されましたよねマスター?
ラウルに負けないくらいというかラウル以上にクリスティーヌと派手にいちゃつきましたましたしね(笑)

といったところで、【PONR】はいったんきりをつけようと思います。



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